OS XでOS 9 を動かす。
オレがDTMを始めたのは13歳から。もう38年飽きずにやっている。今年は5枚アルバムをリリースした。その内2枚はCDになった。5枚も作ったら疲れるし少しは休みたくなる。でも次のアルバムの曲を4曲作った。それで息詰まった。休めと。
最初はオールインワンシンセKorg T3で8chのシーケンサーで始めて、その後KawaiやRolandのハードシーケンサーを使った。オレのアルバム「The Second Summer of Love」は全てハードのシーケンサーでDAT一発録り。28歳ぐらいまでDATを使ってその後はMD。
24歳の時にMac Color Classicを買ってシーケンサーはOpcodeのVisionを使った。「Mother」の頃もVision。セントリスに買い替えた。
バンドの印税でソフマップに行って「この店で一番高いMac売ってくれ」と言って買ったのがMac G4。Logic Platinumに買い換える。G4も良かったんだけど、Windowsに買い替えたのでCubaseを使った。
2011年、「salaam」の印税でMac Book Pro 2011とPro Toolsに乗り換え。Mac Book Pro 2016に買い替え。つい最近までPro Tools Studioを使っていたが、意を決してPro Tools Ultimateに。
Pro Toolsは13年毎日同じ画面を見て来て少し飽きたのでまたClassic Macを使いたくなった。G4はSCSIモニターが壊れていて、今時SCSIモニターなんて見ないので諦めていたし、セントリスも妻にそそのかされて団地のゴミ捨て場に捨ててしまった。
そこで登場、UTM。UTMはGitHubのオープンソースで無料。OS XでClassic MacやWindows、Linuxを使える。オレはドネーションのつもりでApp Storeで1500円出して買ったけどね。
そんで、UTMを使うにはOSをBig Sur以上にアップしなければならない。アップしたよ。長年使っていたMojaveにさようなら。使えなくなったアプリもあった。
UTMは有志のサイト見ながら設定して行ったけど、どうしても息詰まるところがあった。マウスが動かないのだ。これには4日悩んだ。そしてどこかのサイトにコントロール+オプションで動くことを確認。
しかし、UTMは英語のOS 9.2.2は入れられたけど、日本語のOSが欲しかった。設定はUTMのサイトにプリセットが用意されていたが、日本語にするには一から組んでいく必要があった。
日本語のOSでは起動ディスクのインストールが出来ず、また編集ウインドウの右クリックでは出てこなかったので、これはM1やM2様なんだなと諦める。
そこで出たのがSheep Shaver。これもGitHubのオープンソース。まあ、オレはヤフオクでOSディスク買ったけどね。でもBig Surになってからディスクユーティリティーの使い勝手が悪くなって起動ディスクが作れない。
Sheep Shaverはフォルダの中にMac OS ROMと言うファイルとOS 9.0.4の起動ディスクを入れておかなければならない。
今時は起動ディスクなんて言うのもネットにごろごろ転がっているわけで。Mac OS ROMもマックラボラトリーズっていうサイトにキットが置いてある。
そんで、Sheep Shaver立ち上げようとすると一瞬で落ちるんだわ。困ったということで調べたらどうやらSheep Shaver Wrapperと言うのを用意せねばと。そんで、Wrapper使ったら立ち上がったんだけど、今度は起動ディスクのインストールが出来ない。それで、オレはMac OS 9.zipと言うURLを知って、4GBを2時間かけてダウンロードしたんだけど、これがOS起動ディスクがすでにインストール済みの完成されたファイルだった。
マックラボラトリーズはすごいよ、ほとんどのClassic OSのソフト置いてあるもん。良かった良かったと言うお話。
PS:作業してる時に音楽を聴いていたが、Aphex Twinは良いな。あとPlastikmanも良かった。オレの目指す音楽じゃないけど。
Ohtakin Way発売!
4月19日インセンスミュージックワークスより発売!
CDには初回特典として「The Roots of 大高ジャッキー」CDが付きます。是非この機会に。
いやあ長かった。闇の青のミックス時代が3年も続いたので。これでやっとスタート地点に立った感じです。
CD購入してくれよな!
『Ohtakin Way』と『チビチリガマ』
サンプル盤届いたぜ。夢にまで見たオレのCD。ビシバシだぜ。
『Ohtakin Way』は製作に3年かかった。アウトテイクを含め20曲ぐらいレコーディングをした。その後、他のプロジェクトもありこのアルバムだけに集中していたわけではないが、リリースが決まってから闇のミックスに時間がかかり、今年の2月に完パケ。
かなりの自信作。しかも今作はバンドサウンドでギターアルバム。オレって言ったらやっぱりギターでしょ?『MOTHER』を超えたぜ。21世紀のプログレッシヴロック大傑作。
4月19日発売。
予約受付中。こちらはレーベルのサイト:
ディスクユニオンはこちら:
初回特典CDはジャッキーのルーツとなるカバー&オリジナル&ライブ音源集。数に限りがあるのでなくなったら終わり。配信はしない。
先行で3rdシングルもリリースしている。それが『チビチリガマ』。こちらも大作になっているので是非チェックされたし。
この『チビチリガマ』もかなり力が入っているぜ。
息子のSqeyezが歌ってくれている。ドラマーは18歳の時に参加したTHE GOLDEN CROWNSの望月伸夫。パンクと沖縄音階のチャンプルー。
メタリカの新譜も発売されたし、今月は良いことが沢山ある。すでにオレは2ndアルバムを製作中。ドラム録りがほぼ終了。また闇のミックスだ。
オレは噛ますぜ!
BARAKAとPro Tools Ultimate
3月15日インセンスミュージックワークスからアルバム先行シングル第二弾「BARAKA feat.TADAHELL, アンゲ, 林」をリリースしました。
この曲は1998年か1999年、ソロで「Mother」をリリースした後、引き続きオレは宅録を続けて今日に至るんだけど、その中で作った曲で、長らくデモ状態にあった。
それで、そのデモを掘り起こして使える部分は使って、あとは音を足したり引いたりして完成させた。
今日のDTMでは昔作った曲でもテンポを計って過去の自分と今の自分でセッションが出来る。こんなに嬉しいことはないよね。
TADAHELLさんは〆切2日前にギターをお願いして無理して弾いてもらった。でも最高でしょ?メタルっぽいギターを弾かせたらTADAHELLさんは天下一品なんだから。「Ho Chi Min」でもその実力を味わうことが出来るよね。信頼出来る男だ。
アンゲはSUPER STUPIDの元ローディー。今でも付き合いのある良い奴だ。ローディー時代はオレたちアンゲをしこたまシゴいていて、まず「ステージを見ろ」「ライブを楽しむな」とかめちゃくちゃなことを言ってた。それで、アンゲはライブ中に口の中から落ちたオレの差し歯を拾っておいてくれたんだよ、神業だと思った。
アンゲはオレからオンラインでギターを習っていたこともあり、ギターは30年以上弾いているから信頼出来る。今回はギターソロをお願いした。
林はなんちゃらアイドルバンドのドラマー。とにかく時間がないんで1日に10曲近くドラム録りをしたのだが、一回しか説明していないオレのリクエストを良い意味で大幅に裏切ってくれている。林もかなり信頼出来る男だ。
4月15日には先行第三弾「チビチリガマ」が配信される。こちらもお楽しみに。
それと、Spotifyやってる人、是非オレの曲をプレイリストに入れてください。
それから、オレはやりました。Pro Tools Ultimateにアップグレードしたんだよね。これでレコーディングスタジオにあるPro Toolsと変わらなくなった。最強なんだよね。
このUltimateで今後SqeyezやTADAHELLさんとのバンドを録って行く。レコーディングスタジオとしての機能もオレの部屋は備えているので、HPも作ったしチェックしてくれたまえ。
The Indestructible Beat Of Soweto
「The Indestructible Beat Of Soweto」。これはコンピレーションでオレは17歳の時に渋谷東急ハンズ近くのタワーレコードで買った。
1987年頃。この年Enya、3 Mustaphas 3やMory Kanteなんかがテレビで特集され始め、ワールドミュージックの幕開けになった。オレにとって聴くもの観るもの全てが新鮮だった。
当時、中村とうようさん執筆のミュージックマガジン別冊「アフリカの音が聞こえてくる」と言う本があり、オレはこのCDとセットで購入した。
このCD、かなりお気に入りなのだ。もう500回は聴いている。オレは凝り性なのでその時その時で全く違う音楽を聴いているが、そんな中体調に関係なくいつでも聴ける好きなCDやレコードは確かにある。
アフリカには大きく分けて2つのジャンルがある。ひとつは伝統的な民族音楽。これはフィールドワークによって多くのレコード、CDがある。もうひとつがリンガラ・ポップス。
ザイールが発端でアフリカ大陸に飛び火、ジャマイカで言うレゲエみたいなものでダンスホールなのだ。
このCDはShanachieと言う再発見をよくするレーベルからリリースされている。ステファン・グロスマンやジョン・レンボーンなどネオ・フォークも多く出している。
なんと言ってもポリリズムにポリリズムが絡む複雑な民族音楽は一切なく、ひたすらポップ。すごく聴きやすい。アフリカの音楽は難しいんじゃないのか、と思っている人におすすめ。
このCDに入っているアーティストで有名なのはMahlathiniとLadysmith Black Mambazo。後者はポール・サイモンとの共演で世界的に有名。でもな、オレは全曲好きだけど、特に好きなのはUdokotela Shange Namajahaの「Sobabamba」とMahlathini, Nezintombi, Zomgqashiyo & The Makgona Tsohle Bandの「Ngicabange Ngaqeda」。前者はバイオリンのインストでサバンナ地帯を連想させてそれでいて幻想的。オレの理想のインスト。後者は女性ボーカルにマハラティーニのダミ声が絡むとてもポップな曲。
全曲いい。現在ワールドミュージックは掘り尽くされているけど、オレの時代はネットなんかなかったし、それでも自分のバイタリティーと勘で名作を入手していたし、知人から勧められる音源より自分で探したものの方が後々好きだった。
今回はCD買い直し。少し前アナログ盤もメルカリで買った。昔のCDは割れてしまってジャケットも紛失した。iTunes Storeで音源を買ってパソコンで聴いていたが、今はサブスクにもある。