猛毒日記

ギタリスト、大高ジャッキーのブログ

techno KINOKO

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むかし、muzieというアマチュアアーティストを応援するサイトがあった。

あったと書いたのは、今でもあるのだが、BIG UP!というサイトに変わって、Tunecore Japanみたいな配信サイトになっている。

 

2002年ぐらいから2003年ぐらいまで自分はよくmuzieを活用した。どういうサイトかというとMySpaceみたいにmp3をダウンロード&ストリーミング出来るとこ。あと面白いんだけれど、ストリーミングされたカウントが順位になってジャンル別にチャートがあった。

 

DAWが登場した頃で、それまでのDTMはDAT一発録りか、ハードディスク・レコーダーとシーケンサーを同期させてレコーディングしていた。自分の場合はカセットのMTR時代からシーケンサーと同期させていた。そして、YAMAHAが特殊なMDを使ったMD-4、MD-8を発売して、そこから宅録でもデジタル・レコーディングが可能になった。

 

自分の場合は知り合いがEmagicのLogicを使っていたので、それを買った。それが初DAW。波形で編集できて、コピペが出来るなんて奇跡かと思った。

 

それで、自分でもトランスを作り始めた。始めたのではなく、新しい環境で始めたのだ。トランス自体は作っていた。

 

muzieに投稿するようになった。muzieの自分のページはホームページのようであった。そこで、トランスのアーティストたちとの交流が始まった。

 

muzieの自分のページはメール・フォームとBBSが付いていて、お互いのBBSに告知のようなことを書いていた。techno KINOKOさんとはそこで出会った。

 

それまでも、とみというやつに出会って、ヤツの家に行って一緒にトラックを作ったりしたし、Hydro Generatorは名古屋のユニットだが、とみと一緒に見に行ったりした。

 

techno KINOKOさんは、80年代にアイドルグループの作曲や編曲をしてきた人だった。自分より若干年上。実際に会ったのは一回だけ。彼の家の近くのファミレスで語った。

 

その時に、お互いの曲をリミックスしようとCD-Rの交換をしていたのだ。

 

それで、その頃自分はもうWindowsに切り替えていて、Cubase SXを使っていた。techno KINOKOさんはmacCubase SXを使っていた。そのCD-ROMにはLinuxのファイルとWAVEデータ、ドラムの音が入っていて、自分のCubaseでは読み込めなかった。macWindowsの互換性の無さか。それで、彼のファイルは一切使わずにリミックスをして、muzieに投稿したのだ。

 

muzieは下火になって、mixiと同じ歴史を辿ることになる。MySpaceが出てきてからはなおさら人気が無くなった。muzie時代の交流していたアーティストたちとも離れてしまった。

 

それから14年も経ってしまったのか…。自分は今在宅の仕事をしているので、昼夜逆転の生活である。夜中に探し物を始めてしまうと止まらない。主に探しているのはCDだ。CDラックはABC順ではなく雑に詰め込まれているので、どうしても見つからない。

 

自分の経験から言って、探しているものはその時には見つからず、別のものを探している時にふと見つかるものなのだ。逆に言うと、探している時に別のものが見つかるから面白い。でも、今回はどうしても見つけ出してやろうと思って、見つけた。自分でも「やったー」と思った。それが、techno KINOKOさんのCD-ROM。

 

CD-ROMの中に彼の書いたテキストが入っていて、それはファイルの解説であった。ファイル名に何小節目から始まる数字が書いてあるというのだ。それを元にPro Toolsで組み立ててみた。感動。ただ、ドラムだけソフトサンプラーを使っていたらしく、リズムだけなかったのだが、大体の骨組みは分かった。2MIXのmp3も入っていたので、それを元にCD-ROMに入っていたドラムの音で構築していけばいいのだ。それで、一度本物通り組み立ててからミックスして、それからリミックスをする。

 

techno KINOKOさん、14年も遅れてすみません!今、やりますよ。自分はmuzieでDV-8と名乗っていた者です。BIG UP!にもアーカイブは残っていて、その名義もchietronixと変えてしまいました。Pro Toolsでミックス&リミックスして自分のサイトで公開しますので待っていてください。そして、アップした際にはまたこのブログで取り上げます。

 

googleでtechno KINOKOと検索しても一件もヒットしなかった。DV-8もヒットしないけど…。自分が知らないだけで、名義は変更してトランス界で大活躍していたりして。元気でいてくれることを祈る。

DAWなんて糞食らえ!

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左側にあるのはスプリング・リバーブ。これをドンってやって効果を作ってるのか。右側にあるのはなんだか分からない。効果音を出すエフェクターみたいだけど…。

2曲目のピアニカが入ってくる曲はいいよね。後半テープの回転数を変えてる。

 

youtu.be

ルックスがたまらなくいいではないか。こちらはミキサーとして使っているようだ。

後半カセットに録って再生するが。

 

youtu.be

なんでこんなに音がいいんだろ。カセットってもっとヒスノイズが出たりするのにな。

音が暖かいんだな。こういう表現、嘘っぽくて今まで使ったことなかったけど。

 

youtu.be

これ、曲が最高だよね。ペッカ・ストレングみたい。

 

youtu.be

本当はこの機種が一番欲しい。曲がいいよね。途中ディミニッシュになるところとか。

当時いくらぐらいしたんだろう。中古だって高いんだろうに。

 

youtu.be

昔の機材ってデザインがいいよな。90年代にはダサいとされたんだけど、今は90年代の機材のデザインの方がダサいもんな。いや、ダサ格好良い。2周した感じ。

これも曲がいいよね。

 

youtu.be

これはYouTubeの解説によると、TASCAM 244その他ハードの機材を使って録音されたアルバムだそう。

アメリカのカリスマとかに近いサイケな感じ。

 

youtu.be

カリスマ、YouTubeになかったんだけど、こんなバンド発見。カッコいいではないか。

 

youtu.be

 

 

ギタリスト10選 ①

インストで頑張っているギタリストを応援します。

Childhood Christian Lies & Slaughter

Childhood Christian Lies & Slaughter

 

 Cian Nugentの1st。ライヴ盤。「Doubles」で、John Fahyみたいに片面1曲をやってのけたが、今回はその前。以前デモとしてネットで配られていた。もう50回ぐらい聴いた。それぐらい素晴らしいアルバム。

 

Celtic Fingerstyle Guitar Vol. 2: The Blarney Pilgrim

Celtic Fingerstyle Guitar Vol. 2: The Blarney Pilgrim

 

 これはコンピレーション。アイリッシュ・トラッドをギターに解釈したアレンジの曲を集めたもの。実は、アイリッシュ・トラッドのギター解釈は50年代後半から。意外に歴史が浅いんだよね、クラシックに比べると。それにメジャーでやっている人も少ないし。

 

Guitar for Mortals

Guitar for Mortals

 

 「Mrs. Jack's Last Stand」は間違いなくAdrianの代表曲のひとつ。美しい。この人はオベーションのアコースティック・ギターにナイロン弦で弾きながらペグを回して行ってチューニングをどんどん変えていくというすごいテクニックを持っている。

 

Perfect Sky

Perfect Sky

 

 この人はクラシック界からのアンサー。独自のオープン・チューニングで変態的なプレイを聴かせる。テクニック志向に走っても美しいメロディーを忘れないところが素晴らしいではないか。現代ギターの特集で知ったギタリスト。

 

Lutunn Noz: Celtic Guitar

Lutunn Noz: Celtic Guitar

 

 1曲目からバグパイプが入ってきてご機嫌がいい。2曲目の変態ハーモニクス。世の中には知られていなくてすごいギタリストって山ほどいるのね。オーバー・ダビングによる二重奏、三重奏もいいし、女性コーラスが入ってくるところなんてとてもエキゾチック。

 

Sixth Sense

Sixth Sense

 

 うーん、ニュー・エイジ系と呼ばれてしまうのか。押尾コータローなんかに通ずるものを感じるけど、実にパッショナブルな演奏だと思うな。トレモロとフィンガー・ピッキングの交互の使い分けが非常に上手い。

 

カウンティング・ザ・ウェイズ

カウンティング・ザ・ウェイズ

 

 1曲目の「Willy O'Winsbury」、ペンタングルのカバーでお馴染みの。実に美しいではないか!ウッド・ベースもブラシのドラムスも入ってくる。ビートルズの「In My Life」もいい。癒し系って呼ばれちゃうのかな。その辺の境目が自分でもよく分からん。ギターって一音一音に魂込めて弾いていくから決して癒しではないんだけどね、特に本人にとっては。

 

Fingerprint

Fingerprint

 

 これはすごい!ギャロッピングのベースとメロディーが完全に独立している。独立していながらも共存している。ジャズ的要素も感じられる。アイリッシュ・トラッド系の曲ってバラッドが心に染みるね。若い頃はその良さが分からなかった。

 

Legs to Make Us Longer

Legs to Make Us Longer

 

 テクニックがハンパない。タッピングあり、ボディーを叩いたりもあり。曲がエリック・モングレインなんかに通ずる。でも、もっとハードコア。この手のギタリストは星の数ほどいると思うが、この人は特別いい。「Ingots」は足踏みするキックの音も入って、ジョン・バトラーの「Ocean」みたい。エレクトリック・ギターも弾いてる。ブラシのドラムスも入ってくるし。結構人気あるのかな?

 

Meridies

Meridies

 

ブルターニュ寄り。Dan Ar Brazとかを思い出させる。スリリング。こんなギター弾けたらいいな。バグパイプ、ドラムスとパーカッションも入ってくる。これは素晴らしいよ。インテリジェンスを感じる。ちょっとフラメンコ的でもあるんだよね。ナイロン弦を使ってるからかな?

 

以上、ギタリスト10選でした。気になった人は探してみてください。あなたの音楽ライブラリーに追加してもらえたら嬉しいです。

超嬉しいんですけど!!!

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自分がラジオ番組にメールを送ったのは初めて。

ラジオ日本の全米TOP 40 THE 80'S DELUXE EDITIONという番組。

8月に送ったのだけれど、先週読まれました!

リアルタイムで聞いたのですが、20分ほど遅刻をしてしまい、メールが読まれた後でした。

タイムフリーで聞いてPro Toolsに録音しました。

1983年〜1986年までは自分が本当にビルボードをよくチェックしていたので、これらの年の回は録音して永久保存版にしています。

うわー、超嬉しいんですけど!

これはお金では買えない!!

矢口さん、スタッフのみなさん、本当にありがとうございます!!!

youtu.be

アナログ・ベスト10 20171023

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1位:サウンドトラック「パピヨン

108円。国内盤。解説付き。

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2位:たま「しおしお」

1080円。国内盤。歌詞カード付き。

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3位:フォリナー「ダブル・ヴィジョン」

1080円。国内盤。解説&歌詞カード付き。来日時のパンフ付き。

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4位:ティアーズ・フォー・フィアーズ「ルール・ザ・ワールド」

540円。国内盤。解説付き。

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5位:マイルス・デイヴィス「スター・ピープル」

2160円。国内盤。解説&写真集付き。

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6位:ロバート・ジョンスン「キング・オブ・ザ・デルタ・ブルース・シンガーズ」

1080円。輸入盤。

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7位:ホール&オーツ「フロム・A・トゥ・ONE」

108円。国内盤。解説&歌詞カード付き。

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8位:ジャクソン・ブラウン「孤独のランナー」

540円。国内盤。解説&歌詞カード付き。

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9位:カルチャー・クラブ「カラー・バイ・ナンバーズ」

540円。国内盤。解説&歌詞カード付き。

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10位:A-HA「ルージング・ユー」

108円。解説&歌詞カード付き。

流れ者の物語

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ジョージ・ハリスン電子音楽の世界」

前回買ったのが20年以上前。もちろんCDでだけど。タンスほどの大きさのムーグを買って飛行機をチャーターしてイギリスに持ち込み遊び感覚で作った作品。

一言で表すとカオス。エコーマシンなんかも駆使して多重録音している。

自分としては2曲目の(B面の)「No Time Or Space」がお気に入り。かなりエグい音が炸裂している。69年に目指した宇宙の音ってこんな感じだったのか。

この作品は本人曰く「駄作」だそうだ。また、晩年はドラムン・ベースを作っていたという。

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ガボール・ザボ「ドリームス」

ハンガリー移民でジプシーの血を引くギタリスト。

ブガルー・ジョージョーンズやバーナード・パーディーらと同じく後にレア・グルーヴとして再評価をされるジャズ・ギタリスト。

運良く国内版で買えた。アナログも再発されている。

アレンジが練りに練られているところとかはプロデューサーのゲイリー・マクファーランドの成せる技か。

マイルス・デイヴィスの「アガルタ・パンゲアの真実」という本で知ったのだが、当時インドのラーガをいち早く取り入れたりするガボールのサウンドはマイルスやサンタナに大きく影響を与えた。

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このアルバムはハードオフで買った。あるもんだね。「Macho」という。日本タイトルは「ハンガリアン・ラプソティー」。

これは帯はないが国内盤。解説も入っている。

かなりファンキー。チョッパー・ベースとシンセサイザーが印象的。ホーン・セクションやストリングスも効果的に使われていて、素晴らしいと思う。

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Rev.Gary DavisBlues Guitar

これは3枚目じゃなくて本なんだけど。洋書。

17歳の頃、ブルース・ギターに出会って、自分もそのスタイルを弾き始めるんだけど、当時彼女だった今の奥さんが神保町に働いていて、帰りにダブルデッカー(今あるかな?)の輸入品コーナーで見つけて買って来てくれたもの。

しかし、2000年にオークションで手放してしまうのだった。他にはニューヨークで買って来たゲイリーやジャコパスのカセット教則本なんかも処分してしまった。自分が嫌になっていたんだろうな。

つい最近思い立ってamazonの中古本で購入。アメリカからの発送で船便なので1ヶ月待たされた。

この本には思い出が詰まっている。ブルースやラグタイムはここから出発したんだもんな。

奥さんとはよくレコードを買いに行った。彼女との思い出も詰まってる。他にはこんな思い入れの品も。

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At Allegheny College, Meadville, PA, 1964

このアルバムは擦り切れるほど聴いた。「Cincinnati Slow Drag」や「Maple Leaf Rag」は完コピした。あと「Candy Man」も。ハーモニカ・ソロやバンジョー・ソロもある。

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運良くCDでも入手出来た。でも、アナログ盤をPro Toolsに録り込んでWAVEファイルで持ってるけどね。

もう1枚アナログで持ってるゲイリーは:

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このアルバムはCD化されていないと思う。

タイトルがズバリ「Blind Gary Davis」でドキュメント・レコードからのリリース。

ドキュメントはオーストリアにある再発掘のレーベル。

まだ渋谷にあった芽瑠璃堂にドキュメントのレコードは沢山あったんだ。全部買い占めておくべきだった。

 

さて、本題のライ・クーダー「流れ者物語(Boomer's Story)」に入ろう。

このアルバムは「ライ・クーダー・ファースト」「紫の渓谷」に続く初期3部作の最終章で、アメリカ南部への旅。少年時代を過ごしたウェスト・コーストではボトルネックを弾くギタリストは南部に行かねばいなかった。前作に続くジム・ディックンスンのプロデュース。メンフィスで録音しており、スリーピー・ジョン・エステスとのコラボもある。

 

1曲目「Boomer's Story」前作2枚よりずっとシンプルになっている。エレクトリック・ギターの音作りは毎度ながらこだわりを感じる。San's Ampだろうか。ピアノ、ベースとドラムスにライの弾くマンドリン。サビを一緒にハモリで歌う人だ誰か?

 

2曲目「Cherry Ball Blues」アコギ&エレキのスライドによるインスト。戦前ブルースマンのカバーらしいが詳しいことは分からない。ライの場合はソング・ライティングというよりカバーをモダンにしてなんぼの世界なので、この手の曲はツボにハマると思う。

 

3曲目「Crow Black Chicken」バンドのアレンジが光る。派手なストリングスや効果的なホーン・セクションは今のところない。キメがずっと続いてその中で歌ったりギター・ソロを弾いたりしている。

 

4曲目「A Sweet Mamaエステスの相棒ヤンク・レイチェルになりきってマンドリンを弾いている。コルネットが出てきた。この後テックス・メックスに行くのも自然な流れなのかも。ギターは現れない。マンドリンとバンド・サウンド。歌い切っている。

 

5曲目「Maria Elena」アコギでこんなバラードをやられちゃうと痺れるね。アコギは2本鳴っていると思う。悲しげなストリングスが出てきた。超効果的。ノン・アル・ビール飲みたくなっちゃうね。

 

6曲目「Dark End of the Street」エレキ・スライド・ギターで聴かせるバラッド。アコギのスライドも入ってくるわ。エレキの音は乾いているというよりむしろウェットな感覚を覚える。途中、エレキのスライド・ソロに変わる時にアコギの12弦の開放弦を聴かせるところが効果的。

 

7曲目「Rally Round the Flag」ピアノで聴かせるライの歌。アコギのスライド・ソロが切ない。なんてドラマチックなんだ!静の世界。

 

8曲目「Come In On a Wing and a Prayer」こういう曲なんていうジャンルなんだ?R&Bとは違うし、ライ独特のジャンルのような気がする。バンドっていいなあ。

 

9曲目「President Kennedyマンドリン。実はライのアルバムって全部に共通点があると思う。暗くはないブルースって感じ。2030年代のフォーク・ソングか。ピックを嫌っているライがこんなにもマンドリンのトリルをドライブさせるとは。ここで歌っているのはスリーピー・ジョン・エステス。

 

10曲目「Good Morning Mr. Railroad Man」ブルース・ハープのバリトンが何層にもなって絡み合っている。こういう効果が上手いよな。控えめなんだけど。アコギのピックでの演奏も初めて聴くかも知れない。独特のトレモロ。ピアノを基本に演奏している。

 

紫の渓谷

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行きつけのハードオフは死んだ。洋楽が何も置いてない。この12'epは邦楽の中に紛れていた。いや、正確に言うならば、店員の意思で邦楽に紛れ込んでいた。前々回、買いに行った時もそうだった。100円ジャンク・コーナーも棚はいくつかあるが、ほとんど邦楽かクラシックで、棚のどこかにたまたま洋楽の「当たり」があるのだ。これは意地悪である。

 

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今日はライ・クーダーの2nd「紫の渓谷(Into The Purple Valley)」に行ってみよう。

このアルバムはニュー・ロスト・シティ・ランブラーズの「Song From The Depressin」をヒントに作ったものだとレコード・コレクターズに書いてあった。

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1曲目「How Can〜」はエレキのバッキングとアコギのスライド・ギター・ソロが素晴らしい。一見カントリー&ウェスタンなのだが、バンドでアレンジを練りに練ってる。そこは参考になる。

2曲目「Billy the Kid」マンドリンエレキギターとスプーンだけによる演奏。歌もあるが。マンドリンがすご過ぎる。だんだん広がっていくような起承転結が練られている。

3曲目「Money Honey」ファーストでの教訓を生かしてか、派手なストリングスは今のところ登場しない。エレキのスライドギターは本当に上手いなあ、と感心させられる。

4曲目「F.D.R. in Trinidad」ボサノバ調。フリッツ・リッチモンドのウォッシュタブ・ベースがジャグバンド風でいい。

5曲目「Teardrops Will Fall」女性ゴスペル風コーラスがいいね。ギターはコードストロークをバカみたいにかき鳴らさず、アレンジをひねっているところが共感できる。ジム・ケルトナーのドラムスがいい。

6曲目「Denomination Blues」アコギによる演奏。鉄琴が入っている。トランペットも。アコギのアレンジはさすが。後半マンドリントレモロがフューチャー。ライの場合、あちこちで言われてるけど、出しゃばり過ぎないところがいいんだよな。

7曲目「On a Monday」イントロが泣かせる。バンドの演奏。ウォッシュタブ・ベース。アコギのスライドギターソロは本当にいい。こんな風にギターが弾けたらな、と思う。教えてくれる人いなかったしね。

8曲目「Hey Poter」ライはマンドリンがギターと同じぐらい好きなんだな、と思った。マンドリンの二重奏なんて初めて聴いた。ピアノがイカしている。自分は鍵盤は全く苦手。

9曲目「Great Dream in Heaven」ジョセフ・スペンスのカバー。ジョセフはバハマの船乗りなのだが晩年発見されレコードも多く出ている。自分もCDで何枚か持っている。ひとつのメロディーに7つのベースを付けられる凄腕フィンガーピッキング・ギタリスト。

10曲目「Texas On The Farmer Feeds Us All」バンドのアレンジが練られている。アコーディオンがストリングスの代わりをしている。

11曲目「Vigilente Man」こう来なくっちゃ。オープンDによるスライドと控えめなパーカッションによるギターもの。アコギなに使ってんのかな?ライ・クーダーの場合、使っているギターのメーカーがどうのとか、あまり言われないよね。

 

ああ、自分もギター弾きたくなって来た。

Apple Musicで聴いてみてね。

 じゃあね〜。