猛毒日記

ギタリスト、大高ジャッキーのブログ

ライ・クーダー ・ファースト

自分は基本的にお酒が呑めないです。厳密には呑みません。車生活だから。

昔はライヴ前の緊張をほぐすためにかなり呑んだ。

なんか自分の体をコントロール出来なくなるのが嫌なんだ。

そんな自分はノン・アル・ビールが好きです。ALL-FREEなんて毎日飲んでる。柿の種と口の中で交わる瞬間なんて感動ものだね。

 

今日はライ・クーダーについて書きます。毎日1枚ずつ感想を書いて行きます。

自分がライに出会ったのは17歳の時。カジノスというバンドを始めてから。カジノスといっても「はあ?」という人がほとんどなので、一応書いとく。

ボーカルがナガハタゼンジといって今は活動していないが、SUPER STUPID同時期に同じソニーからデビューした人。福岡に戻ってラジオのパーソナリティーなんかをやっていた。

恒岡彰がHi-STANDARDのドラマー。

良く言うとミスチルみたいな音楽をやりたかったんだと思う。ちなみに自分にとってこのバンドは黒歴史

 

ベースの兄やんがやっていたThe Golden Crownsとホリデー・ホリックという女子バンドと祐天寺にあったMARX(マルクス)という中古楽器を主に扱う古道具屋でライヴをやる日があったんだけど、そこの店主が今は作家大先生の魚柄仁之助さんだった。宮野さんという本名だが。

 

宮野さんにライ・クーダーを教えてもらったんだよね。それまでイングヴェイとかをコピーしていた自分がここでブルースに出会うわけ。カジノスというバンドも方向性がバディー・ホリーやコステロに近いものがあったから、自分にとっては目指しているバンドとは違った。

おまけにボーカルがアコースティック・ギターをかき鳴らすから、同じコードを弾くわけには行かなかった。

そこで、苦心の末考えたのが、ホーン・セクションやストリングスのパートみたいなアレンジをしたら良いのでは?と。

 

ライ・クーダーの音楽もまぁ、ライの場合はフィンガー・ピッキングで、自分はピックを使っていたので、決定的に違ったんだけど、普通のギター・コードは弾かないよね、ライは。アレンジにかなりこだわりがある。

でも、陰で必死に練習しましたよ、フィンガー・ピッキングも。当時、ギブソンアコースティック・ギターを手に入れたので、毎日そのギターで8時間練習してました。

 

今日は「ライ・クーダー・ファースト」を徹底的に聴き込んでます。久々に聴く。

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1曲目の「Alimony」からいきなりいい。女性コーラスが入ったりしてるのは当時ギターの音しか聴かなかった自分にとっては新しい発見だった。

2曲目「France Chance」マンドリンには当時気づかなかったな。スライド・ギターのソロもいいね。エコーが深くかかっているんだ?

3曲目「One Meat Ball」ストリングスが劇的。当時はギターの音しか本当に聴いていなかったので、こういうところは興味がなかったんだろう。

4曲目「Do Re Mi」エレクトリック・ギター(ストラト?)のフィンガー・ピッキングがたまらない。この曲もストリングスがフューチャーされているんだな。この頃のミュージシャンってシンガー・ソング・ライター系じゃないけど、プロデューサーの意思によってかなりアレンジが変えられるじゃない?ジャクソン・ブラウンとかも20代前半になってやっと良さがわかったもん。

5曲目「My Kentucky Home」やはり、ギターが素晴らしい。ボーカルにはあまり興味がなかったのかも知れない。

6曲目「How Can a Poor〜」アコギのバッキングにエレキのスライド・ギター・ソロ。フェード・アウトで終わるのがもったいない。

7曲目「Available Space」これはしびれる。オープン・チューニングはDとGがスタンダードなんだけど、ライの場合は独自のチューニングを持ってそうだね。

8曲目「Pigmeat」ホーンセクションとピアノ。ベースはチューバ。ダーティー・ダズン・ブラス・バンドみたいじゃないか。ギターは一切使われていない。自分はギターの講師のバイトをやっていた時にサックス科の生徒にカーラ・ブレイばりのアレンジをしたスコアを持って行って吹かせていた。

9曲目「Police Dog Blues」そうこなくっちゃ。ブラインド・ブレイクの忠実なカバー。といっても原曲の場合はかなり難しいラグタイムで(ギター的に難しい)、自分もカバーしたことがある。来年発売のニュー・アルバムに収録されるのでお楽しみに。

10曲目「Going to Brownsville」マンドリンは持ってた頃がある。バイオリンと同じチューニングなんだよね。ギターが4度ずつのチューニングに対して、バイオリンやマンドリンは5度ずつ。

11曲目「Dark Is the Night」こうこなくっちゃ!オープンDのスライド。のちのパリス・テキサスの原曲。この曲は戦前ブルースマンのカバー。誰だか思い出せないが。

 

Apple Musicで聴いてみて。

Ry Cooder

Ry Cooder

 明日は「紫の峡谷」を聴こうっと。じゃあね〜。