猛毒日記

ギタリスト、大高ジャッキーのブログ

紫の渓谷

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行きつけのハードオフは死んだ。洋楽が何も置いてない。この12'epは邦楽の中に紛れていた。いや、正確に言うならば、店員の意思で邦楽に紛れ込んでいた。前々回、買いに行った時もそうだった。100円ジャンク・コーナーも棚はいくつかあるが、ほとんど邦楽かクラシックで、棚のどこかにたまたま洋楽の「当たり」があるのだ。これは意地悪である。

 

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今日はライ・クーダーの2nd「紫の渓谷(Into The Purple Valley)」に行ってみよう。

このアルバムはニュー・ロスト・シティ・ランブラーズの「Song From The Depressin」をヒントに作ったものだとレコード・コレクターズに書いてあった。

youtu.be

1曲目「How Can〜」はエレキのバッキングとアコギのスライド・ギター・ソロが素晴らしい。一見カントリー&ウェスタンなのだが、バンドでアレンジを練りに練ってる。そこは参考になる。

2曲目「Billy the Kid」マンドリンエレキギターとスプーンだけによる演奏。歌もあるが。マンドリンがすご過ぎる。だんだん広がっていくような起承転結が練られている。

3曲目「Money Honey」ファーストでの教訓を生かしてか、派手なストリングスは今のところ登場しない。エレキのスライドギターは本当に上手いなあ、と感心させられる。

4曲目「F.D.R. in Trinidad」ボサノバ調。フリッツ・リッチモンドのウォッシュタブ・ベースがジャグバンド風でいい。

5曲目「Teardrops Will Fall」女性ゴスペル風コーラスがいいね。ギターはコードストロークをバカみたいにかき鳴らさず、アレンジをひねっているところが共感できる。ジム・ケルトナーのドラムスがいい。

6曲目「Denomination Blues」アコギによる演奏。鉄琴が入っている。トランペットも。アコギのアレンジはさすが。後半マンドリントレモロがフューチャー。ライの場合、あちこちで言われてるけど、出しゃばり過ぎないところがいいんだよな。

7曲目「On a Monday」イントロが泣かせる。バンドの演奏。ウォッシュタブ・ベース。アコギのスライドギターソロは本当にいい。こんな風にギターが弾けたらな、と思う。教えてくれる人いなかったしね。

8曲目「Hey Poter」ライはマンドリンがギターと同じぐらい好きなんだな、と思った。マンドリンの二重奏なんて初めて聴いた。ピアノがイカしている。自分は鍵盤は全く苦手。

9曲目「Great Dream in Heaven」ジョセフ・スペンスのカバー。ジョセフはバハマの船乗りなのだが晩年発見されレコードも多く出ている。自分もCDで何枚か持っている。ひとつのメロディーに7つのベースを付けられる凄腕フィンガーピッキング・ギタリスト。

10曲目「Texas On The Farmer Feeds Us All」バンドのアレンジが練られている。アコーディオンがストリングスの代わりをしている。

11曲目「Vigilente Man」こう来なくっちゃ。オープンDによるスライドと控えめなパーカッションによるギターもの。アコギなに使ってんのかな?ライ・クーダーの場合、使っているギターのメーカーがどうのとか、あまり言われないよね。

 

ああ、自分もギター弾きたくなって来た。

Apple Musicで聴いてみてね。

 じゃあね〜。